今回読んだ本「精神科医が見つけた3つの幸福」樺沢紫苑
この本を読もうとしたきっかけ
先日「超ソロ社会」を読んで、これからのソロ化する社会では、既婚未婚関係なく、それぞれがソロとして幸福を目指すべきと学びました。
でも「幸福」とは?「幸福な人生」とはなんだろう?
わからないことは本に学ぼう!
私はいつもKindle Unlimited対象の本をKindleで読んでいます。
ただこの本は、説明にあった『「幸福」とは「脳内物質」だった!』の文字に興味を持ったので、アンリミテッドの対象ではなかったですが、購入して読みました。
「3つの幸福」を読んで私が気づいたこと
まず私が感じたこと、「幸福になりたい」は間違っているということ。
私がこの考えが間違っていると思ったのは、この本から以下の3つを学んだためです。
幸福の正体
まず一つ目に幸福の正体。(精神医学・脳科学に基づいた「実用のための幸福」と記載されています。)
幸福の正体、それは脳内で幸福物質が出た状態である。
幸福物質は100種類以上あるそうですが、注目されるのはドーパミン・セロトニン・オキシトシンの3つ、これが3つの幸福の正体です。
これらが分泌されると、「幸福」を感じる。
これが幸福の正体、私の問いに序盤10秒で答えをくれました。
どんな時に幸福物質は分泌されるのか?
二つ目にそれぞれの幸福物質の性質について。
幸福の1番の土台となるものはセロトニン的な幸福。
セロトニン的な幸福とは、体・心に関係する幸福のこと。
今の小さな幸せ(天気がいいなとか)に気づく、それだけでセロトニンがでます。
幸福の2段目の土台は、オキシトシン的な幸福。
オキシトシン的幸福とは、繋がりに対する幸福のこと。
親切・感謝をすれば、それだけでオキシトシンがでます。
健康・繋がりで体と心が整えば、仕事や学びを頑張ることができ、幸福の3段目、成功・お金に関係するドーパミンが出ます。
これで幸福の3段重が完成します!
幸せの性質から考える幸福な人生とは
三つ目が幸せな人生とは何か。
今幸せ、これが50年続くと「幸せな人生」となる。
た、たしかに…
幸福物質の分泌された状態が「幸せ」であれば、幸福物質が分泌され続ければ幸福な人生になる。ということ。
幸福は得難いものではない
これらの三つを学んだことで、幸せはなるものではなく、「そこらじゅうにあり気づくもの」だと気づきました。
「幸せになりたい」から「今日も幸せだった」
幸福の正体を知り、どうすればその状態になるのかを知ることで、「幸福って結構簡単に感じれるものでは?」という意識が私の中で生まれました。
小さな幸せでも幸福の脳内物質は分泌される。小さな幸せは誰でも短期間で手に入れることができる。
これまで、「頑張って、幸せになれよ!」という呪いにかかっていたように感じます。
この本を読んで心掛けようと思ったのは、「幸せ収集能力を高める」こと
「今日体調いいなー、あー幸せ」
「天気いいなー、あー幸せ」
「お昼のランチおいしかったなー、あー幸せ」
苦しいこと、嫌なことはスルー。
これが毎日続く、これが幸せな人生。
幸福はゴールではなく、プロセスに存在する
今日も天気がいい、運動して気持ちがいい。
そんな小さな幸せを認識するだけで幸福になれる。
これは幸福な人生のための大切な考え方だと思います。
この本を読んでから、小さな幸福に貪欲になりました。
日常に落ちている小さな幸せを意識して拾い集めている感覚です。
幸せになる方法の実用書として「to do」もたくさん書かれていますが、私には、幸福とは何か、幸福な人生とは何かに気づけたことが1番の学びでした。
日々の小さな幸せに気づく「くせ」をつけていくために、たまに読み返すようにしたいと思える本でした。
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