今回読んだ本「アパレル・サバイバル」齊藤孝浩
これからのお洋服の買い方って?
私はそれなりに素敵な服装がしたいという気持ちのある30代女性です。
ただ、オシャレに自信は正直なく、お洋服を選ぶのは時間がかかって正直手間…
そんな私でも、お洋服の買い方は10年ほど前とは大きく変わったと感じます。
最近は試着もせずにインターネットでポチ。
サイズがいまいちで「またやってしまった…」の繰り返し。
「衣食住」というように、お洋服はこれからも私の生活からなくなることはない部分。
そんなお洋服の買い方選び方が、これからどのように変わっていくのかについて気になったので、アパレル関係の本「アパレル・サバイバル」を読んでみました。
読んでみて、私のような「楽してそれなりに素敵な服装をしたい」タイプには明るい未来が待っているかも!?と感じることができました。
アパレルはデジタル抜きには語れない!?
どこの業界もそうだと思いますが、デジタル技術って今の生活には欠かせないもの。
既にインターネットなしで服を買っていたのが遠い昔の話のように感じます。
この本も、アパレルの本なのに、読んでいてデジタル技術の本!?と感じるくらいでした。
ショッピングのストレスもデジタル技術で改善されてきていて、これからの進化にもデジタル技術は不可欠。
私が特に面白いと感じ、印象に残った部分をまとめます。
オンラインショッピングがもたらしたもの
その一つが、時間短縮・ショッピングの効率化。
オンラインショッピングなら空間的な移動をすることなく、たくさんのブランドの商品を見比べることも、キーワードで検索することもできる。
店舗ならその場で行わなければならない一連の購入のプロセスも、オンラインであれば分解し、時と場所を選ばずに進めることができる。
私の場合、とりあえず欲しいものを探し、最安値のお店を比べる、一応お気に入りに登録して、また後で買うかどうかじっくり考える、という買い物の仕方が普通になっています。これもプロセスの分解を可能にしたオンラインショッピングならではの行動です。
自分の欲しい商品を、広い売り場から探したり、購入もその場で決めなくてはならなかったりという状況は既にストレス…。
キーワードはパーソナライズ化
オンラインショッピングに残されている課題は、一つ目は試着ができないことでサイズが合うかわからないこと。二つ目は自分のクローゼットのお洋服とのコーディネート。
この課題はオンラインで服を買う私にとってもまさにその通り。
サイズの記載があっても、試着してみないと実際のサイズ感はわからない。手持ちのアイテムとのコーデも、合わせてみないと実際にはわからない。
でもこれらに対しても、既に解決となりそうなサービスが始まっている。
サイズについては、服が着る人に合わせる、購入者の体型サイズを計測した上で商品を提案する「ゾゾスーツ」といった取り組み。
身体サイズ計測用タイツとアプリで自分の体型サイズを計測するというもの。
まだ、課題は山積みだそうですが、テクノロジーの力で、試着しなくてもピッタリのサイズを変えるようになったら嬉しい…。
また、サイズ・コーディネート両方に対しての解決策となるのが、自宅を試着室にするオンラインサービス。
自宅に届いたアイテムを手持ちのワードローブと合わせて検討してから、購入しないものは返送するという仕組み。
クローゼットの最適化という視点
これからは店頭の在庫を超えて、「顧客のクローゼットの最適化」という視点を持たなければ生き残れない時代に入った。
購入前のコーディネートの悩み、日頃の着回し、着なくなった服からオフシーズンの服のメンテナンスや収納管理まで、既に未来の革新者たちが消費者のクローゼットの最適化に向けて主にスマホを舞台にデジタルテクノロジーを活用したサービスを始めている。
紹介されている中で、私が気になったのは、クローゼット管理アプリ。
「XZ」というアプリは、手持ちのアイテムを登録しておくと、その日の天気・気温情報とともにコーディネートの提案をしてくれるそう!
また、次世代のトランクルームサービス「minikura」。
箱を開けて、個々の商品画像の撮影を行なってくれたり、撮影画像を使ってヤフオクに出品しやすくするなどのサービスを行なっているそう。
冬の間に着ないコートや厚手のお洋服たちをまとめて箱に詰めて送ったら、便利そうです。
新しいお洋服のサービスを知る
この本は色々なサービスが紹介されているので、アパレル業界でない私にとっては、カタログ?のように読みました。
新しいサービスを知り、利用することで、私の悩みはどんどん解決していきそう。
ファッション業界の人たちは変化に対応するために大変かもしれないですが、私のような一般の消費者にとっては嬉しい変化を知ることができました。
新しいサービス、どんどん使ってみたいと思います。
私の悩みに対して解決は近そう
私はお洋服を考えることは苦手です。管理や保管も正直手間…でも素敵な服は着たい。
この本を読んで、そんな私の悩みを解決してくれる未来が来そうだと楽しみになりました。
新しいサービスを積極的に試しながら、クローゼットの管理ごと任せていける未来に期待したいと思える本でした。
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