今回読んだ本「貧乏はお金持ち『雇われない生き方』で格差社会を逆転する」橘玲
読もうとしたきっかけはただの漠然とした不安
この本を読もうとしたきっかけは、漠然とした不安から、お金の知識をもっと得たいと思ったからです。
そんな感じで手に取ったので、内容について、ほとんど知らないまま読みはじめました。
ちなみに、これを書いている私は、両親サラリーマン、兄弟サラリーマン、私サラリーマン(転職経験なし)。
働くといえば普通はサラリーマンだよね!?という感覚で生きてきました。
家族全員サラリーマンの「私」の気づき
この本の内容は、既に会社に依存しないで稼ぐことができていたり、法人を持っているような人への具体的なノウハウの部分が多く、正直文字を目で追っただけの部分も多いです。(マイクロ法人フグタと言ってサザエさん一家が出てくるのですが、私の知っているマスオさんじゃなかった…)
そんな「私」に響いたのが以下の三点。
これからの働き方について
アメリカでは、既に労働人口の4分の1が特定の会社と雇用関係を持たずに働いていて、これはアメリカが個人主義の国だから、というのとは関係なく、アメリカで起きた変化は世界に波及していくのだそうです。
だから日本も次に待ち受けているのはフリーエージェント化の大潮流であるとのこと。
ちなみにこの本が最初に書かれたのは2009年なので、既に10年以上前です。
日本の年功序列・終身雇用が崩壊していくというのは、私もよく耳にします。
私の漠然とした不安もここからきている気がします。
法人・会社ってスフィンクス!?
スフィンクス=想像上の動物
私は法人とは何かなんて考えたこともなかったですが、この本で、法人とは、「法的なひと」人ではないものを法律によって人と同じように扱うことを決めた存在であると教えてもらいました。
つまり会社とは想像上の存在!
この考え方が私にとって1番の気づきでした。
これからは会社に依存してはいけないと最近よく聞きますが、そもそも私が所属している「会社」は空想上のもの(スフィンクスのような!)、何かするために人が集まっているもの、私はそのうちの一人。
サラリーマンは優遇されていると思っていた!
日本の社会制度は、自営業者や農業従事者、中小企業経営者などの「弱者」に有利なように作られているそうです。
「自営業は大変、会社員が一番」
そう聞いて育った気がするのですが、これってもしかして勘違いだったのでは?
私はサラリーマン以外の世界について知らなすぎる
なんとなく、このまま会社に依存して行くことにも不安、でも会社員以外の働き方には漠然と不安。
この漠然とした不安は、会社員以外の選択肢を知らなすぎることから来るのだと思います。
これから変化して行く社会の中で、自分の人生を自分で選ぶために必要なのは、どの会社で働いて給料をもらうか、ではなく、会社員以外選択肢についても知り「自由に生きるための戦略を持つ」ことだと学びました。(正直に言うと具体的にはわかっていないけれど、その必要性を知った!程度です…)
自由に生きたいなら、知ることが大切と知る
私は旅行に行く時、自分でチケットやホテルを選んで予約して行きます。
一度、添乗員さん付きの海外旅行に参加しました。
旅行会社へ行って、パンフレットから商品を選ぶ。
添乗員さんの旗についていけば、移動・ホテル・観光地へ連れて行ってくれる。
この時は海外旅行ってそういうものだと思っていました。
でもその後、調べて、移動やホテルを自分で予約する旅行をした時、「今の自分にはこっちの方が向いてるな!」と知りました。
この本を読んで、会社員って添乗員付きのパッケージ旅行に似ている?と思いました。
「会社員は、会計・財務・ファイナンス全てを会社に委託している」と記載がありましたが、私はこれまで委託していることすら意識していませんでした。
どちらがいい、ではなく、働き方も旅行と同じように、その時の自分に向いているほうを自由に選ぶことができるなら、きっと人生の満足度も納得感も高くなる!
働くといえば、どれかの会社に勤める。以外思いつかなかった私に、お金の知識の大切さを教えてくれる本だったと思います。
コメント