今回読んだ本「ファッションザ・バイブル」青木かおる
自信を持てる服がスーツだけ
最近はミニマリストってよく聞きます。
私はミニマリストではないけれど、コロナ禍にものを減らし、服もあまり持たない生活を始めました。
会社員で、通勤は基本的に週5でスーツなので、私服は気に入っている数枚を残して断捨離。
コロナ禍でお出かけもほとんどなかった1年ほどは問題なく過ごしていました。
「これでもう服について考えることはない!」と思っていたのですが、久しぶりのお出かけのために、去年と全く同じ服を着てみた時、「…なんか違う?」この服装で出かけるのはテンションが上がらない…
気に入っているものだけをクローゼットに残していて、去年はばっちりと感じたコーディネートなのになぜ?
いつの間にか自信を持って出かけられるのは平日のスーツだけになっていました。
そんな私がたまたまKindle Unlimitedの対象だった「ファッションザ・バイブル」を読み、「なんか違う」の理由に気がついたのでまとめます。結論、エセミニマリストなら思考停止はだめ!
おしゃれな人は変化に敏感!
この本の著者は、パーソナルスタイリスト(一般の方にファッションのアドバイスをする職業)の方で、正式なタイトルは「ファッションザ・バイブル 40代からの、ファッションを通じて成熟した精神を持つ大人女性になるための心得」です。
私は30代ですが、既に読んでみて「そうそう!」がたくさんあったので、その中からグサッときたことを3つ記載します。
服は生ものである
定番のものは毎シーズンで展開されるため、トレンドが顕著だったりするそう。
2013年ごろのトレンチコートはコンパクトなサイズ感(膝より上の丈)が主流だったが、2021年のトレンチコートはオーバーサイズで着丈も長いらしいです。
私は服を断捨離した時に、「トレンチコートならずっと着られる!」と思ってクローゼットに残していますが、確かにオーバーサイズ気味のもの。
いつまでも着られるトレンチコートと思考停止していたら、これも「あれ?なんか違う」になりそうです。
自分は変化し続けている
かつてはセーラー服が似合っていても、40代になったらそれはコスプレ。今の手持ちの服に違和感を覚えたと言うことは服の対象年齢を過ぎているのかもしれないそう。
グサッ!
確かに、ミニマリストを目指して、「いつまでも着られる服」を残しているつもりだったけれど、中身の自分が変わっていくのに同じ服、コーディネートはコスプレになりかねないかも。
学生時代の友達と集まって、「みんな全然変わらないね!」と思っているのは自分たちだけ…
やっぱり見た目は大切
コンプレックスを抱いている人、自信がない人ほど、ファッションやメイクを味方につけたら良い。素材だけで勝負できる人は極めて少数派、味方を大勢集めて共存してくことが大事。
これは気づきでした。そうか、服は味方なのか。
芸能人がよく、すっぴんです!と白Tシャツにデニムの画像をあげて素敵なのをみますが、それで勝負できるのは芸能人だから。
定番のもの、いつでも同じものを着て素敵な人ってごくわずかだから、素敵でいたければやっぱり味方につけられるものはつけたほうがいいということ。
ミニマリスト気取りの思考停止は危険!
服は変わらないけど、世の中も自分も変化している。
衣類として着るだけなら、定番のものを残しただけで服について考えることは無くなるのかもしれませんが、私はそこまで悟っていません。
出かける時は素敵な服を着たいし、自分の姿に自信を持って自己肯定感を高めたい。
断捨離して、手持ちの服を気に入ったものばかりにしたから、これで一生おしゃれで迷わない!なんてないという当たり前のことを思い出しました。
クローゼットの中身はちゃんと更新していく必要がありそうです。
その時の自分にぴったりなクローゼットの仲間達
トレンドの変化、自分の体の変化、ちゃんと受け入れてその時にあうものを着る。
それが「なんか違う」にならないおしゃれの楽しみ方なのかもしれません。
私は服をできるだけ減らしたいけれど、おしゃれをしたくないわけではない。
クローゼットの中身を厳選したから思考停止、ではなく、常に「今の自分」に力をくれるメンバーをクローゼットに揃えていきたいと思います。
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