私のモヤモヤの犯人は文明的な生活?

健康

今回読んだ本「GO WILD 野生の体を取り戻せ!科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス」ジョンJ.レイティ リチャード・マニング

幸福につながるライフスタイルを知りたい

これまで30数年間、私はずっと運動が苦手女子でした。足は遅い、スポーツも下手。

運動が体にいいことはもちろん知っていても、全然やる気にならない。

そんな私が、Nintendo Switchを持っていたというインドアな理由からFit Boxing2というゲームで運動を始め、「脳を鍛えるには運動しかない!」と言う本を読んだことで、私の欲しいもの(学習能力、ストレス耐性、精神の安定)が「運動」に詰まっていたと知りました。

そこから半年近く、運動習慣を続けられています。

今回、その「脳を鍛えるには運動しかない!」の著者の本「GO WILD」を知り、既に運動による「気持ちの変化」を感じていたので、「もっと変化できる!?」と言う気持ちで読み始めました。読み終わって、休日にはこれまでの運動に追加して自然の多いところを歩き、少しですが食事に気を使い始めるという変化がおきたのでまとめます。

本当の人間のデザインとは

今の生活は、進化が築いた体のデザインを無視し、人間をその設計に合わない状況に無理やり押し込めているらしい。

この本の中から、私がこれからは本来の人間のデザインの通りワイルドで行こう!と感じたものを記載します。

多様な食事

数百万年に及ぶ人類進化の歴史の中で、農業が人類に及ぼした影響はあまりに大きく、人間は小麦に飼いなさられているというほど。

体の複雑で高度な要求、とりわけ脳の要求を満たすためにはバラエティ豊かなものを食べること。

・糖、穀物、トランス脂肪酸は避けよ

・幅広く様々なものを食べよう

著者が言うには、神経質に食事制限をするというより、様々な食べ物に挑戦し、楽しむこと。

好きなものばっかり、同じものばっかりはやめて、いろんなものを食べる。

野生の動き

動かない生活は病気や体の衰弱をもたらし、バカになる。

私は「脳を鍛えるには運動しかない!」を読んで、運動を始めましたが、それだけではまだまだで、もっと幸福感が得られるいい方法がある。

ジムでの運動もいいが、体をベストな状態に近づけるには、トレイルラン(陸上の中距離走の一種で、舗装路以外の山野を走るもの)。

トレイルランでは筋肉と神経をフル稼働させ、幸福感と脳にとって重要な生化学物質がもたらされる。

これらの報酬は、進化が私たちを生き延びさせようとする作戦で、幸福感を得るには動かなければならない。

また、もう一つおすすめされているのがクロスフィット(動きの多様性を重んじる運動の方式)。私たちの体は、アーミーナイフのように万能で、クロスフィットは体全体を使うようにデザインされている。

これを知って、「外いこう」と思う私は、運動によるドーパミン中毒になりかけているのかも!?

脳は瞑想によって鍛えられる

瞑想により脳の活性化、不安やうつの減少、免疫力が強化される。

瞑想とは「いま、ここ」に注意や意識を迎えることであり、野生の人々が自然環境で生き延びるために必要な「新しい変化に着目する」こと。

もともと瞑想、マインドフルネスと聞くと、心を沈めて何も考えないことと考えていたので、自分には難しい…という印象でした。(ほんの少しでも色々な考えが頭に浮かんでしまうタイプなので)

でも「いま、ここ」に集中し「変化に着目する」ことでいいのなら、自然の中を散歩していて、植物の様子から「もうこんな季節か」と感じたり、空気の匂いから「そろそろ雨が降るかな」と感じる程度のことでも効果があるのかも。

今の生活は本当に幸福につながるもの?

幸せになるための知識を身につけるのはとても難しいのに、狩猟採集民が幸せそうに暮らしているのはなぜか?

毎日決まった舗装された道を通って通勤、職場ではパソコンに向かってほぼ座ったまま1日を過ごし、炭水化物たっぷりの食事をして、今ここを感じる時間もなく、ほとんどの日を過ごす。

お金とか、老後とか、やたら不安になったり、人の目を気にしたり、この不安定な気持ちも、もしかしてこの暮らしが生み出した文明病なのかも!?

幸せになるために行っていたこの暮らしが、いつも疲れている心と体、常にうつになりそうな精神状態をもたらしているとしたら、改善したいです。

野生に戻り、進化のデザインに沿った生活をすることで、いい方向へ向かうことができる。

ただ幸福を感じて生きるのに、本当に必要なのは野生に戻った暮らしでした。

文明的な生活が私を不機嫌にしているのでは

こんなふうに感じれたのは、私がこれまでゼロだった運動を半年前に始めて、気持ちの変化を感じていたからだと思います。

言い過ぎかも知れませんが、これまでずっと頭にかかっていたモヤが、少し晴れたという感じ。

ふと、「あれ?なんで私しんどい思いして、今の仕事にこだわってるんだっけ?これって本当に私の望む生活だったっけ?」という気持ちが浮かんできています。

食生活など、完璧に実行するのは難しい(主食は炭水化物がやっぱり楽…)ですが、それでも少しづつ、文明に支配された生活ではなくワイルドに生きてみたい!と感じています。

運動以外のライフスタイルも、この本で学んだことを意識してみることで、もっと脳の中のモヤが晴れ、本来の自分の望みを知ることができるのではないかと期待しています。

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