今回読んだ本「反応しない練習」草薙龍瞬
「反応しない練習」を読もうとしたきっかけ
私は、仕事で今の業務の担当になって1年ほどです。
最近仕事ので心配事が多く、帰り道、家に帰ってから、朝起きて支度している時から、いつも仕事のことが頭から離れません。
「あ、あれやってこなかった。明日すぐにやらないと」「あの件どうだったかな…」
お風呂に入りながら考え事を始めると、どこまで洗ったかわからなくなるような状態。
考えないようにしてもなぜか頭から離れない。
ずうっと仕事してる気分で、「やばい、私、このままだと鬱になる。」と感じていました。
そんな「反応しまくり」な会社員の私が、「反応しない練習」を読み、学んだ考え方の技術をまとめます。
「反応しない練習」を読んで
私がこの本から得たもの「妄想は無駄」という考え方と、「妄想から離れるための感覚に集中」という方法。
私に響いたこと
この本の中では、「自分を否定することは合理的ではない」「反応して心を乱されることは合理的ではない」と言います。
「苦しみのない心を目指してるのに、心乱されるのは無意味」だそう。
タイトルのとおり、“超・合理的なブッダの考え方”が書かれています。
この本を読んでいるとき、頭に浮かぶブッダは、見た目は“呪術廻戦”の七海先生のような眼鏡にスーツ姿で、『いまここに存在していないことに対して考え、くよくよしている?それはただの妄想です。合理的ではありません。無駄です。』とばっさり言ってくれます。
(「呪術廻戦」面白い。)
合理的ではないのはなぜ?
いいとか悪いとか、好きとか嫌いとか、これらの判断は真実ではありません。ただの妄想。
ではなぜそんなことをするのかというとただの暇つぶし。
人間にとって妄想って楽しいらしいです。
自分の言葉と、この瞬間の思いと、今できること、それ以外は妄想。
また他人の領域(相手がどう思うかや評価など)や将来・過去もすべて妄想。
これらは確かめるすべはないので、ほおっておくのが正解なのだそう。
ブッダ先生、本の帯に書いてあるとおり、クールです。
どうやって妄想から離れる?
無駄な妄想をリセットする方法は、「今妄想している」と客観的に確認すること。
そして妄想ではない、自分の今感じている感覚に意識を集中させること。
これは最近よく聞くマインドフルネスという方法で、スポーツでもヨガでも、体の感覚に集中できることなら何でもいいようです。
実際に実行してみた
家にいるのに仕事のことを考えている、仕事中にこの人嫌いだと思う、など自分が「妄想している」と気づいたら、七海先生を呼び出し、「無駄です」と言ってもらうことで客観的に確認します。
できるときはその後、感覚を意識してみました。
初心者の私はあんまり難しいことはできないので、ストレッチして伸びている箇所の感覚を意識する、心臓の鼓動を聞くなどたったこれだけ。
もしくはスマートバンドなどの機能を使って、ゆっくり呼吸する。
慣れてないからかもしれませんが、けっこう集中しないと感覚に意識を集中できません。
気づいたら意識が感覚から離れて妄想始めるので、また感覚に集中するようにする。
考え過ぎの私のようなタイプがストレス社会を生き抜くために効果あり
考え事を始めたら、そんな自分を客観的に見つめ、感覚に集中することで、たとえば一日の内で「仕事つらい」と考えている時間の長さが減ります。
(私の中では、「全集中」とよんでいる。「鬼滅の刃」面白かった。)
まだ実行して1週間程度ですが、実行してみると仕事のつらさ・嫌さが減ったように感じました。
(嫌だと考えている時間が減っているから?)
「妄想は無駄」という考え方に従い、「感覚に集中」することで、くよくよ考えて嫌な気持ちになっている時間が減ります。
私のように、人から考え過ぎといわれるようなタイプの人が、このストレス社会を生き抜くために、「反応しない練習」に書かれている内容は、有効な考え方の技術だと感じました。
頭の中で、七海先生が「それは妄想です。無駄ですね。」と言ったら、感覚に「全集中」。
この先、自分自身忘れないようにしたい考え方です。
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