文系会社員ですが「科学の名著50冊がざっと一冊で学べる」を読み、科学の本に興味を持つ

本の感想

今回読んだ本「科学の名著50冊がざっと一冊で学べる」西村能一

科学の本、さっぱりわからない。

(「さっぱりわからない。」はドラマの「ガリレオ」での湯川教授の名言です)

最近はPCR検査やらm RNAワクチンやらニュースでわからない単語も飛び交う。

科学の本を読んでみたいとは思っているけれど、何を読めばいいのか、さっぱりわからない。

もともと文系で、数式やなんとか理論とか言われると理解できない自信があります。

でも「名著」は読んでみたいし、読んだ人になりたい。

そんな私が、私にも読めそうな科学の名著を知りたいという思いから、「科学の名著50冊がざっと一冊で学べる」を読みました。

結果、この本で紹介されている何冊かの本に興味を持ち、科学の本を読んでみようと思えるようになったのでその過程をまとます。

「科学の名著50冊がざっと一冊で学べる」よかった点

「科学の名著50冊がざっと一冊で学べる」この本を読んで、私がよかったと思った点をまとめます。

科学の本で読んでみたい本が見つかる

著者の目標は、「サイエンス好きな人を増やすこと」ということで、著者が選んだ科学の名著50冊の説明は、本の内容以外にも「(紹介されている名著の)著者について」や「著者がこの本を執筆したきっかけについて」など文系の私が興味を持てそうなことが多く書かれていました。

また「この本(名著)のポイント」や、「こういうふうに読んで欲しい・関連する書籍の紹介」などが説明の中に書かれていて、この本で興味を持ち、名著そのものを読んでもらうというのが目的のようです。

この本で説明してもらうまで、名前も知らない本が多くありましたが、私は説明から興味をもち、何冊か読んでみようと思っています。

文字量、難易度がわかるので挑戦しやすい本を見つけられる

それぞれの本の文字量と難易度を書いてくれているので、「私に読めそう」な本を選びやすい。

科学の本で、文字量が400ページ越えは今の私では手を出しにくい…

紹介されている本の中で、面白そうで、文字量200ページ未満のものを見つけると「やった!これ読もう!」となりました。

理系本の楽しみ方を知る

著者は予備校の化学の講師ですが、それでも一度目に読んだ時は理解できなかったという内容が書かれていたり、「繰り返し読む」が理系本の楽しみ方と書かれています。

他の本と読み比べてみたり、2度3度と繰り返し読み、だんだんと理解を深めていくのが理系本の楽しみ方だそう。

理系本読まないから、読み方・楽しみ方知らなかった…。

化学の先生でも理解できない内容の本なら、私(文系)にはちんぷんかんぷんで当然です。

「そういうもの」なら、「わからない前提で」とりあえず読んでみよう、という気持ちになりました。

新しいワクワクに出会う

この本を読むことで読んでみたい、私でも読めるかもしれない科学の本が見つけることができました。

私はこれまで科学の本について、何を読めばいいかわからず、難しそうという理由から読んでいませんでした。検索もせず、関係する本も読んでいないから、おすすめにも出てこない。

このままいけば、接点のないままだった本と私を繋いでくれ、新しい興味に出会うワクワクが味わえました。

わからないだろうけど、読んでみる

私は電子書籍で本を読むのですが、読んでみたいと思った本の中には電子書籍になっていないものも結構あります。

でも同じ著者の他の本を探すなど、この本に紹介されているもの以外でも、科学に関する本を読み始めています。

著者は、「サイエンスはこれからの時代を生きていくために知っておくべき”教養”」と言っています。

また、紹介せれている名著「ロウソクの化学」の著者マイケル・ファラデー先生も「人間が論理的思考を身につけるために理科教育は必須である」という信念を持っていたとこの本に書かれています。

理科教育をスルーしてきた文系の30代ですが、「さっぱりわからないを楽しむ」くらいの気持ちで、科学の本を読んでみたいと思います。

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