今回読んだ本「『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる『繊細さん』の本」 武田友紀
相手の気持ちを勝手に想像してしまう
仕事で定時になっても、職場のみんなが帰らないと、なんとなく帰りづらい…
先に帰ると、「あいつ仕事も出来ないくせに」と思われている気がする…
これは私のことです。
こう思われるんじゃないか?の想像を勝手にしてしまい、それに対する正解の行動・正解の言葉を勝手に探してしまいます。
そんな私が「『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる『繊細さん』の本」を読み、感じたことをまとめます。
繊細さんて少数派!と知る
本を読むきっかけは、「繊細さん」と言うフレーズに「ん?」と感じるところがあったため。
これは私が「考えすぎ」「気にしすぎ」と言われたことがあるからだと思います。
この本を読んで、私が気づいたことは以下の3つです。
私、繊細さんかも
繊細さん診断テストや繊細さんの相談内容を読んで行くうちに「わかる!」がいくつもありました。
私は繊細さん(刺激に対してより敏感に反応する、感じる力が強い人)である可能性が高いようです。
「考えすぎ」「気にしすぎ」これは本当だったのでは!?
私が、「こういうふうに思われる気がして」…と相談すると、大抵は「考えすぎだよ」「気にしすぎでしょ!」という答えが。そう言われるたびに、「本当にそうかなぁ?」と思っていました。
これ、本当に私の「気にしすぎ」だったようです!
非繊細さんと繊細さんは感じ方がそもそも違っていて、非繊細さんには繊細さんが持つ感覚が本当に「ない」そう。
そして、世の中の繊細さんの割合は5人に1人、残りの4人は非繊細さん(繊細さんではない人)。
私と同じように感じたり考えたり、しない人の方が実は多数派。
本の中で、「相手のわからないという感覚がわからない」これが繊細さんにとって最大の罠だと書かれていますが、これはその通りだと思いました。
これまで相談したおそらく非繊細さんも、本当に「なんのこと?」って感じだったと思います。
「繊細さん」の「感じる力」はいいものに対しても同じ
繊細さんの感じる力はいいものにも作用するらしく、「いいもの」を受け取り深く味わうことが得意なのだそうです。
以前「精神科医が見つけた3つの幸福」という本を読み、小さな幸せの収集能力を高めることが、幸福な人生のためには必要であると学びました。
ちゃんと繊細さんの特性を理解すれば、繊細さんはむしろ幸福な人生を送りやすいのかもしれません。
本当にみんな気にしていない、妄想は無駄!
自分が繊細さんで、相手が非繊細さんだとしたら、自分の「こう思われるんじゃないか?」はおそらく違います。
そもそも感じ方が違うので、みんなはその気持ちが「ない」。
「反応しない練習」という本の中で、妄想(相手の気持ちなど)は無駄と書かれていましたが、この相手の感情について考えることも、まさに私の勝手な妄想です。
こう考えると、職場でみんなが残っていても、「お疲れ様でした」と帰れるようになりました。
繊細さんが繊細さんであることを知ること
私はこの本から、自分が繊細さんで、非繊細さんの方が世の中には多いと知りました。
そして繊細さんが非繊細さんから言われる、「考えすぎ」「気にしすぎ」は、本当であったことに気づきました。
「自分は繊細さんである」という特性を知ること。
これは繊細さんが毎日をご機嫌に生きていくためのヒントになると思います。
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