ビジネス書「孫氏の兵法」から平社員がアドバイスを探す

仕事

今回読んだ本「孫氏の兵法ー考え抜かれた『人生戦略の書』の読み方」守屋洋

平社員の悩みにも孫氏の兵法はアドバイスをくれる?

私は、現在抱えている仕事に悩みがあります。

新しい仕事のため、手探りで進めているのですが、探っても探っても見通しが立ちません。

その仕事で関わっている人とも探り探りの状態のせいか、話が通じにくい。

そんな悩みに何かアドバイスが欲しくて、「孫氏の兵法ー考え抜かれた『人生戦略の書』の読み方」を読んでみました。

ちょうど、古典と言われる本をを読んでみたいと思っていて、仕事の悩みがあったので、この本を選びました。

読む前にレビューを見た感じでは、経営者向けの内容が多そうでしたが、平社員の私の悩みにアドバイスをくれた箇所をまとめます。

孫氏から学んだ3点

「孫氏」と言うのは中国の春秋時代(漫画キングダムの時代!)の孫武さんが書いたと伝えられている「兵法書」(戦争の戦略や戦術を描いたもの)です。

平社員の今の私に役立つアドバイスだと感じたのは以下の3点です。

勝利の見通しが立たないなら戦ってはダメ

先に書いたように、私は今抱えている仕事の見通しが立たず、ちゃんとできるのかな、と不安になっています。

そんな私が孫氏から読み取ったこと、「見通しが立たないと言うことは勝利の条件が整っていない。」

私は今、勝利(仕事をやり遂げる)の見通しが立っていない、勝算がなければ戦わないのが「孫氏」の基本認識、ということは、私はこのままでは戦ってはいけない状態です。

今の私は準備段階、まずはやり遂げられるだけの条件を整えて、見通しを立てるのが私のすること。不安になるの早すぎました。

そのうえでどうしても整わないならそもそも戦っちゃダメ!(仕事でこれは難しそうなので条件を整えないと…)

戦わないで降伏させることが最善

今携わっている仕事の関係で、イラッとしてしまう相手がいます。

孫武先生が言うには、「戦争は手段であって目的ではない。戦争では戦わないで勝つことが最善。」

私の目的は仕事を進めることであって、相手はそのための手段の一つ。

私のイライラが相手に伝わって、揉めてしまっては仕事が進めにくくなってしまいます。

これからはイラッとしても、目的のために揉めてはいけないと自分に言い聞かせます。

負けないようにはできても、必ず勝てるとは限らない

見通しは立たず、関係者ともギクシャク、うまくいくのか不安。

もしうまくできなかったら…最善の方法は?

そんな私の悩みに対して、孫氏から読み取ったこと、「不敗の態勢を固めることはできるが、勝利の条件までは作り出すことができない。」

負けないようにはできても、勝つかどうかはわからない。

負けないように守りを固めよ!

私の場合、地道に手堅くやり通すことを考えよう。

最善の方法より、失敗しないことが大事。

孫氏から平社員が学んだこと

地道にコツコツできることをして、目的をちゃんと意識して、失敗しないように固めよう。

…シンプル!

シンプルだからこそ、今抱えている不安が少し軽くなりました。

平社員にもアドバイスあり

私は下っ端平社員なので、孫氏の中では最初の方、戦争の準備などの部分が参考になりました。

違うことで悩んでいるときには、別の部分が助けてくれそうな気がします。

リーダー、経営者むけの本と思わずに、これからも仕事での悩みが出てきた時に再読し、孫武先生に二千数百年読み継がれる知恵を教えてもらおうと思います。

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